足しぬかと聞くと難しそうに感じてしまうかもしれませんが…
実はとっても簡単なんです!
足しぬかをせずに水分が多いまま使い続けたり、混ぜすぎたりしてしまうと、ぬかが粘土のようにベタベタになってしまいます。
こうなってしまうと元には戻らなくなってしまうので、足しぬかは忘れずに♪
足しぬかをするタイミングは?
どんなタイミングで足しぬかをすればいいのかわからない…
そんなときは以下の2つのタイミングを目安にしてみてください。
- ぬか床が減ってきたとき
- ぬか床の水分が多くなったとき
ぬか床を使っていると、漬けた野菜に少しずつぬかがついてぬか床の量は減っていきます。
そして野菜を漬けることで、ぬか床の水分も多くなります。
そうならないためにも、定期的に足しぬかをしてあげましょう。
ぬか床の水分量の目安は?
ぬかをぎゅっと握ってみて水分量を確認してみましょう!
指と指の隙間から水分がにじみでてくる程度がちょうどいい水分量です!
こちらの写真のときのぬか床は、少し水分が多めの状態ですね。
軽く握っただけで水分が指の間からでてきてしまいました。
足しぬかの頻度は?
足しぬかの頻度は特に決まっていません。
人によってかなり違いがあるそうです。
先ほどお伝えしたように「ぬかの水分量が増えたとき」「ぬかの量が減ったとき」を目安にご自身のぬか床の状態に合わせて足してくださいね。
足しぬかのやり方
材料
- 生ぬか 50g
- 塩 5g
- 唐辛子、昆布など
※ ぬかの量は足したい分、塩はぬかの量の10%
一般的には、塩の分量は7%~13%と言われています。お好みの量で調整してください。
準備したぬかと塩をぬか床に混ぜ込んであげましょう。
しっかりと混ぜてから、唐辛子や昆布も新しい物に変えてあげます。
昆布は分解されてぬか床に馴染んでいれば新しい物を追加で、まだ形が残っている場合は取り出して新しい物に変えましょう。取り出した昆布は食べられるので刻んでサラダなどにしてもいいと思います♪
一度にいれる足しぬかの量は
一度にたくさんのぬかを入れてしまうと、せっかく発酵させて増やした乳酸菌がガクンと減ってしまう恐れが…。
足しぬかの量は「元のぬかの量の3分の1」くらいまでに抑えるようにしましょう。
足しぬかをしたら少し休ませてあげましょう
足しぬかをしたら、ぬか床を少し休ませてあげましょう!
ぬか床を休ませてあげる理由は、乳酸菌を増やしてあげるためです。
足しぬかをすることで乳酸菌の数が減ってしまうので、また増やしてあげるために休ませてあげることが大事です。
1~2日何もせずに休ませておくと産膜酵母(ぬかの表面に白い膜)がでてくると思います。
産膜酵母がでてくれば、乳酸菌が増えている証拠です。
こちらの記事にも書いていますが、産膜酵母はぬか床に混ぜ込んでしまってOKです!
残ったぬかは「冷凍保存」
余ったぬかは、フリーザーバッグなど密閉できる袋にいれてから冷凍庫に保存しましょう。
保存の目安は2~3ヶ月です。
市販のぬか床を使用している場合
市販のぬか床を使用している場合の足しぬかは、必ず同じぬかを足してあげましょう!
最後に
- 足しぬかは「水分が増えたとき」「ぬかが減ったとき」にする
- 足しぬかの頻度は決まっていない
- 足しぬかの一度の量は元のぬかの3分の1に抑える
- 塩の量は7%~13%を目安
- 足しぬかの際に昆布や唐辛子も新しく変えてあげる
- 足しぬか後は白い膜がでるまで1~2日休ませる
- あまったぬかは、密閉できる袋に入れて冷凍保存
今回は「足しぬか」についてご紹介しました。
ぬか床ライフを楽しんでいると、どうしてもぬかが減ってきたり、水分が増えてきたりして、足しぬかをする必要がでてくるかと思います。
めんどうだから…と水分が多い状態のまま使い続けていると、ベトベトになってしまいせっかくのぬか床がダメになってしまうかもしれません。
そうならないためにも、きちんとぬか床にぬかを足してあげてくださいね。
思っているよりも簡単にできるので、苦手意識を持たずにとりあえずやってみてください♪