ぬか床

【和製チーズ】豆腐のぬか漬け、木綿と絹どっちがいい?【徹底比較】

 

 

まるでチーズのような味わいになる「豆腐のぬか漬け」!!

おつまみにもピッタリで、変わり種としてとってもオススメなんです。

そんな豆腐のぬか漬けですが「木綿」と「絹」どっちを使ったらいいのか?疑問に思う方もいるかもしれません。

そこで今回は、「木綿」と「絹」を同時に漬けて違いを徹底比較していきます!

 

まずは準備

 

用意するもの

  • 豆腐
  • キッチンペーパーorクッキングペーパー
  • 水切り用の重しになるもの

 

今回、水切りにはクッキングペーパーを使用しました。

耐久性があるので、水分をたっぷり含んでも破れたりする心配がありません。電子レンジでの使用も可能です。

ない場合は、キッチンペーパーでも大丈夫です!

 

クッキングペーパーとは?

 

比較写真です。

クッキングペーパーとは、厚手で破れにくいフェルト素材のものです。私は、リードクッキングペーパーを使用しています。

 

豆腐の水切りをする

 

今回用意した豆腐は、スーパーで3パック入りで売っている小さめのものです。

 

 

豆腐をクッキングペーパーに包んでから重しをのせて水切りをします。

 

 

水がたくさんでてきたらペーパーを新しいものに変えました。

「絹」のほうが水分がたくさんでてくるので、なるべく長めに重しをのせておきましょう。

 

emiso
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重しはなんでもOK!今回使用しているのは、KINTOの漬け鉢の重しです。 


 

 

わが家にはたまたまKINTOの重しがありましたが、このようにお皿でも十分重しの代わりになりますのでご安心を。

 

★水切りは重しがオススメ

 

豆腐の水切りは、電子レンジでやる方法もあるかと思います!

ですが、ぬか漬けにする場合は、重しで水切りをオススメします。

 

理由は、豆腐の食感・舌触りを守るためです。

 

電子レンジで水切りをすると、豆腐の断面がボコボコと穴が空いてしまう場合があります。そうなるとどうしても食感に影響がでてきてしまうのです。

重しだと電子レンジよりも時間がかかってしまいますが、その分食感はかなり滑らかになります!!

時間をかけて水切りしてよかった!と思えるなめらかな舌触りに仕上がります。

 

emiso
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ちょっぴり手間はありますが、おいしい和製チーズのために重しで水切りをしましょう。

 

「木綿」「絹」同時に漬けてみる

 

しっかりと水切りができたら、新しいクッキングペーパーで包みなおしてから、そのまま漬けます。

 

豆腐は崩れやすいのでクッキングペーパーに包んだまま漬けるのがポイントです。包んでいてもちゃんと漬かるのでご安心を。

 

 

こちらが漬けた豆腐です!!今回は常温で約10時間くらい漬けてみました。

漬け時間は、ご自身のぬか床の状態を確認しながら調整してください。

 

★「絹」は水分がでてしまう可能性がある

 

今回両方を漬けてみた結果、「絹」のほうは少し水分がでていました。。

ちなみに「木綿」は水分はでていませんでした!

しっかりと水切りをしたつもりでしたが、「絹」は水分がでていたので「木綿」よりも長めに時間をかけて水切りをすることをオススメします。

それでもどうしても「絹」は水分が多いので、水が出てしまう可能性が高いと思います。

 

emiso
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ぬかの水分が多くなってしまったら足しぬかをしてあげましょう!

 

【足しぬかのやり方】ぬかが減ったら、水分がでてきたら足しぬかを! 足しぬかと聞くと難しそうに感じてしまうかもしれませんが… 実はとっても簡単なんです! 足しぬかをせず...

 

漬かった豆腐を比べてみました

 

左が「木綿」、右が「絹」です。

色は「木綿」も「絹」もそこまで変わりませんでした。若干「木綿」の方が濃いでしょうか?

 

 

厚みは「木綿」のほうがぶ厚く、「絹」のほうが薄いです。

 

断面を比べてみました

 

こちらは「木綿」の断面です。

木綿はしっかりと水分が抜けているのでどっしり重みのある感じ。

カットするときもそこまで慎重にならなくても平気です!崩れる心配はなかったです。

 

 

こちらは「絹」の断面です。

絹は滑らかで繊細な感じ。カットしたときも包丁にくっついてくる感じだったので、木綿よりも慎重にカットしました。

 

 

左が「木綿」、右が「絹」の断面です。

こうして両方を比べてみると「絹」の断面のほうが滑らかできれいですね。

食べてみた感想

 

両方を食べ比べてみました~!!

 

「木綿」の感想
  • 食べ応えがある
  • スモークチーズ感がある
  • 日本酒やハイボールに合いそう
「絹」の感想
  • 滑らかで溶けるような食感
  • クセのないさわやかなチーズ感
  • ワインやスパークリングに合いそう

 

今回は常温で10時間でしたが、どちらもちゃんと漬かっていました。

どちらかというと「木綿」のほうが漬かりがよかったと思います。

 

 結果=ぬか漬け感があるのは「木綿」!!

 

本来の目的である「ぬか漬け」の感じが強かったのは「木綿」のほうでした。

「絹」は「ぬか漬け」というよりも「チーズ」に近かったです。

 

emiso
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ぬか漬け感があったのは「木綿」でしたが、「絹」の食感・舌触りの滑らかさには感動しちゃいました!!

 

同じ豆腐なのに、どちらも個性がちゃんとあってとても美味しかったです。

個人的には「絹」の滑らかさに驚かされたので、1度は味わってほしいと思いました。

お酒に合わせて「木綿」「絹」を使い分けるのもおすすめです!

 

最後に

記事のまとめ
  • 豆腐の水切りは食感を守るために重しでやる
  • 「絹」の水切りは「木綿」よりも時間をかける
  • 「絹」は漬けてからも水分がでる可能性がある
  • ぬか漬け感があるのは「木綿」
  • 滑らかで1度は味わってほしい舌触りがあるのは「絹」

豆腐のぬか漬けの作り方を調べると「木綿」で作っている方のほうが断然多いと思います。

ですが、今回比べてみた結果「絹」の食感・舌触りには驚かされました…。

水分が多いので漬けるのが大変という手間もありますが、個人的にはイチオシの「絹」!

ぜひ、みなさまも試しに作ってみてくださいね。

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発酵食品ソムリエ|'89|夫婦ふたり暮らし|大好きな発酵食品について綴っています。 PROFILE詳細はこちら
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